続きの続き

まぁ後半は説明文を付けるのも面倒くさくなってしまったので、そのまま貼り付けましたが…

それぞれの料理、ひとつひとつに意思を持ち、思想を持ち、理想を持って向き合ってきました。

石間が思うに職人の仕事というのは、何よりも『積み重ね』が大切で、前回よりも今回の方がより良いものを。次回はそれを踏まえてもっと良い物を…という事に尽きてしまうと思っております。

僕は表面的に見える、料理に様々な色の食材を盛り込んだり、立体的に盛りつけたり、ソースを何種類もかけたり、ポーションを小さくしたりといった…俗に言うクリエイティブに見える料理といったものは作ってはいませんが…

今日の肉質は水分が多目で、〆て何日目くらいで、肉の匂いがこれくらいだから、こう調理してみようと、自分自身今でも充分満足できるくらい、地味に目立たないですがクリエイティブな調理をしているつもりです。

まぁ出来上がったお皿は、実に目立たない、お客様ウケ、女性ウケしない物ばかりになってしまうんですけどね。

さて、来年は自分自身の壁を1度壊し、もう1度始めから作り直すという年になります。
徐々にお伝えしている人もいるのですが、水面下で画策しています。

詳細は年明けのご挨拶と共に出来るかな?出来ないかな?

それでは良いお年を!







続き


カレーイタリアで食べた感じの奴




飲んべえ仕様のクリスマスツリー


ワインバーっぽいクリスマスリース


自家製セミドライトマトとフォカッチャ


ガウガウバック


ヴェネト州のデザートワイン開いています。美味しい


スモークした金華鯖


ローストポーク


鶏肉のロール煮






ハマダさん


















来年もよろしくお願いしますー

お歳暮代わりに画像を

今年も1年間たいへんお世話になりました。
ご来店頂いた全てのお客様に、深くお礼申します。

年末、更新出来るか不安ですので、一応今回の更新にて、本年の締めくくりの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました! 来年もよろしくお願い申し上げます。

ライオンジェラート店主・石間善行

以下お歳暮代わりの画像集です。
是非楽しんでくださいね。

年末は31まで。年始は2日からやっていますので、遊びに来てくださいね!
週末は予約も多数頂いておりますので、ご来店前にご一報頂けますと安心です。

では宜しくお願いしますー

飲んべえ仕様のクリスマスツリー


飲んべえ仕様のクリスマスリース


スカンピ


和牛しずおか育ち100%のハンバーグ


小川港水揚げ 黒鯛とそのブロード


自家製のフォカッチャと自家製セミドライトマト


小川港水揚げの新鮮なヤリイカとその肝のソース は日本酒を使用



カツヲハラモをパンチェッタに見立てて。


マイワシ


自家製リコッタは少しバージョンアップ


エミリアロマーニャより黒豚


つづく

バージョンアップ パワーアップ

N様の御厚意で、真空包装機を譲っていただきました。
軽自動車くらいなら買えてしまうくらいの金額のなので、さすがにこの機械は譲ってもらえるような物では絶対にないのですが、本当に御厚意だけでなぜか譲ってもらえる事が出来ました。

この『事件』はますます自らを省みて、精進に次ぐ精進をせねばならないと、身を引き締めている最中であります。


まず1番初めは、イタリア料理店ではお約束の…

パスタ アル ウオーヴァ 卵を練り込んだ手打ちパスタから。

冷蔵庫も1つ買い足したし、少しパワーアップしました。

これから徐々に始めて行きます。
次の段階へ。そのまた先へ。

N様には正直今の石間では、このご恩を返す事は何も出来ません。
ひとつひとつ作れる料理を増やして行き、もっともっと楽しんでいただける料理に取り組み続けて行くこと、また、より居心地の良い空間を提供出来るように努力し続ける事だけが、恩返しだと思っております。
まだまだ未熟者ですが、もうしばらくお待ちください。
頑張ります??
感謝。

ラザニアアルアルヨ

ラザニア仕込みました。早い者勝ちですー

ポレンタ ビアンカも仕込みました


ほうれん草と自家製スモークサーモントルタ・サラータも仕込みました。


鶏の挽肉と野菜のポルペットーネ(ハンバーグ)も仕込みました。

ザレッティ仕込みました。


ブルッティ・マ・ボー二仕込みました。


クレーマ・カラメッラ(プリン)仕込んじゃった。


鶏のムネ肉スモークしてくれたわ!


ビスコッティ仕込んだぜよ。


イナダ マリネしたアルよ。


チョコレートのトルタ焼いちゃった。


ミネストローネ仕込んでしもうたわ


豚のチカラコブポルチーニと煮込んだよん。


サルシッチャを仕込みましたのよ。


ブドウの小菓子も仕込んだぜ。


色々仕込みすぎなんだぜ。
待ってるぜ。


喉がカニーの

甲殻アレルギー持ちの石間、カニのソースを味見して口の中がムズムズムズムズ。
喉まで痒〜の。

ズワイガニと少量の生クリーム、そして片栗粉でゆるくとろみをつけたソースをカニとカリフラワーのソースを包んだカネロニの上にON
そしてオーブンでグツグツ。



カニアレルギーの石間は大量に味見が出来ないので想像ですが、たぶんおいしいんじゃないかと思います。

違ったと思う時







味見してびっくり。
想像していたものと違う。
がっかり。

頭の中で想像した物と、実際作ってみた物とは、20年コックをやっていますが、
未だに微妙な隔たりが生じる時があります。
だから味見や試作って大切なんですよね。
イメージ通りにその美味しさを表現するにはもう少し時間が必要なようです。

カニ様仕込んでみた

ズワイガニのカネロニ通称カニロニ、仕込んでみました。

結構めんどい。

味見をしてみたところ、塩分が若干足りない事と、上にチーズを乗せてしまうとカニの香りがチーズに負けてしまうことがわかったので、その代わりに追いカニソースでコーティングしてグツグツさせる方向にしようかなと思いました。
2本で?1000
3本入りだと?1400で提供致します。

ご予約お問い合わせはこちら
054-643-0840
ライオンジェラートまで

カニ様からのプレゼント

日頃慎しみ深い生活を送っていたからか…

大好きなピノでお星様が当せん致しました。
ハートの形のシークレットがあるという噂は聞いていたのですが、お星様。なんだか少しだけほっこりもするけれど、応募したけど返事が返ってこないハワイ旅行や、宝くじの当せん結果への運の影響を、なんだか少しだけ考えてしまいました。

さて本日ズワイガニとカリフラワーのホワイトソースを仕込みました。
明日体力が回復したら、手打ちパスタの生地でクルクルロールして、カニロニ(カネロニの事ね)を作ってみたいと思っております。カニロニ。いいネーミングだ。

駄洒落を言ってカンニンね。
なんだかちょっぴりつカニたみたい。

チョコレートケーキの行方


チョコレートケーキを焼きました。
だいたいどこのレストランでも見かけるこのケーキは、原材料だけ見てみれば…
チョコレート・卵・小麦粉・砂糖・バター・ココアパウダーなんかを使ってどこのお店も作っていると思います。

微細な分量の違い、原材料の違い、工程などの違いにより、仕上がりが少しずつ変化をしてゆきますね。

見た感じはただどれもほとんど同じようなチョコレートケーキなのですが、やはりお店屋さんがメニューにONしているという事は、何かしらの差別化を図っているのだろうと僕は勝手に解釈しています。

さて石間の焼くこのチョコレートケーキは正式名称『トルタ・カプリ』と言いまして、ナポリ近郊で大昔から焼かれているクラシックスタイルの、重いタイプのケーキでございます。
細かなリチェッタを申し上げますと、大昔はバターの精製度が悪かった為普通は湯煎で溶かすところ、こちらは鍋でしっかりグツグツと煮沸をして使うという事がポイントだと師匠の1人からレクチャーされました。
卵白の立て方も、現在のように機械が無い時代を想像し、思っている以上に緩めにしか立たしておりません。
そしてこちらには小麦粉は一切入らず、少量のココアパウダーを添加しているだけで形作られています。

同じチョコレートケーキというジャンルの食べ物ですが、このケーキは僕だけの物であり、他店との違いをわかりやすく比べていただける為好んで作っています。
ここでようやく本題なのですが、僕の住む藤枝近郊の皆さん、いや日本人ほとんどラーメンがお好きで、あそこはどうこう〜 あそこの店はほにゃらら〜 とても多弁で語らいあっていらっしゃいますね。
チャーシューが乗って、メンマが乗って、麺は〜だ、スープは〜だ…
食べログなどで画像や口コミを検索し微細なその味の違いを探検するわけですね。
でもどんなにパソコンや携帯電話とにらめっこしたり、噂話しを聞いてみても、実際食べてみなければ味なんてわからないのです。

フォカッチャです。見た目はやっぱり何処かで1度は誰でも食べた事があるそれとほぼ変わりません。
このパンはなぜ僕が恥ずかし気も無くインターネット上に乗せているかというと、実は見た目に反してきっちりとした他店との差別化が図れているからです。
このフォカッチャ正式名称は『フォカッチャ ディ パターテ アッラ ジェノヴェーゼ』というジャガイモを練り込んだリグーリア州ジェノヴァ近郊のクラシカルなパンでございます。
この古典的なレシピに、修行時代また違う師匠から教えてもらった、プーリア州のセモリナ粉とジャガイモを使った『フォカッチャ プリエーゼ』というパンの製法を石間が組み合わせていいとこ取りで開発したものなのです。
食べない限り決して解らない同じ見た目の食べ物。
人間は比べる基準がある方が理解しやすい生き物だと思います。

ミートソースのスパゲティ
誰でも1度は食べた事があるこんな料理こそ、基準があるからこそ違いがはっきりわかってもらえるのではないでしょうか?見た目で、噂だけで判断はしない方が良いと思います。わざわざ作るのには理由が。

ミネストローネ。様々なお店で利益重視、皿数を稼ぐことだけを目的に作られた軽薄なランチタイムミネストローネスープが溢れている為、もはや植えつけられてしまった先入観で、皆さんにはこの価値を理解してはもらえないと思いますが…
その凡庸な見た目からは想像出来ない滋味深い味わいを出してくれています。当店にご来店いただく、食に関する仕事に携わっている人たちと、石間のいる遅くの晩御飯にだけ大人気です。

今回紹介した料理は、同じような見た目だけれど、きっと違うし、ちゃんと手がかかっているし、ちゃんとおいしい。

食べた人だけに伝わる。そんな感じの愛すべき料理たちです。